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日常を綴りながら灰色楽団とバジル君へ愛を捧げる同人日記です。時折生物注意。
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本日、二回目の日記です。
どれだけ暇人だと罵ればよいのです。因みに昨日の記憶を漁ると、5時間ほどかけてイ/ワ/ー/クを捕まえようとしていたことしか思い出せません。別にイ/ワ/ー/クが好きだったわけでもなく、ただ、いわくだきを覚えさせる為だけに捕まえようとしていたら無駄に闘争心が沸き、無駄に愛着をもってしまった罠。そんなイ/ワ/ー/クのニックネームはコロロだったりします。名前は可愛い。…どうやったらハ/ガ/ネ/ー/ルになりましたっけ。通信?

英語の参考書を買いに行っていたはずが、気づいたら古典の参考書を購入していました。成績が例え悪くても、なんとなく文学系は好きなので古典にも手を出してしまう阿呆です。頑張って古典を勉強しようと思います。勉強は嫌いじゃありません。面倒なだけです。それもどうだ。まあ、将来的には大学に行きたいなあと卒業さえも危うい身で思って居たりします。思うだけならどうとでもなる。大学に進学できたら良いなあなんて。

そんな私の今日の教訓は「人生、山ありゃ谷あるさ」でした。因みに今は谷です。
復活したら多分、更新できると思います。
因みに異様に睡魔が襲ってくる薬を飲むのをやめたら食事が取れなくなりました。あの薬は元々、私の興奮を抑えて食事を取れるようにしてくれた薬なので当然です。今の私は自分でもわかるぐらい、というか実際手が落ち着かないのですが、素晴らしいぐらいにアドレナリンを大量に出しているのだと思います。

そういえば、髪を切ってきました。
美容院のお姉さん達と色んな話題で盛り上がった美容院でした。
相変らず美容院は面白いです。
新顔のお姉さんたちとも仲良くなれました。多分。
13センチ切ってきたと思うのですが、自分でも気づかずに「これ、本当に切ったの?」と美容師の人に聞いたら「切ったわよ!ちゃんと13センチ切ったわよ!笑」と返されてしまったのでした。「嘘?!爆笑」と周りに居た美容師の方々も巻き込んでの大爆笑でした。久しぶりに面白かったです。

続きからオリジナル小説のareaという小説です。
なんとなく、ここに書きたくなったので…。
オリジナル小説もブログにばかりアップしていないでそろそろまとめないとなあと思いました。

―――

寂しいことはなんですか。
私は、とても寂しいことがわかりません。
私の言葉に、モンブランは小さく笑った。

「ジョーは昔からそうだもん」
「昔からって言っても、私とモンブランは知り合ってまだ数年よ」
「そうだね」

相変らず楽しそうなモンブランに、これ以上の言葉は無いと私はため息をつく。
エアメールが一通、机の上に置かれていた。
赤と青の線が目立つ、いかにもという風貌の手紙に私は伸ばしていた手を止める。
封は開けていなかった。
開ける気にもなれなかった。
あて先は、私。送り主は、名も知らない事業団体である。

「私達の技術力は、何に使われるのかしらね」

皮肉染みた私の言葉に、モンブランは「さあ」ととぼけてみせる。

「僕達の技術力は、周りが思うほどないと思うよ」
「どうして、そう思うの?」
「僕達の技術力は、ただの見てくれだから」

中身は空っぽで何もないのだと、モンブランは笑った。
私も同感する。
私達の姿は、所詮見てくれである。
人間は初対面で個人という存在を認識するさい、見てくれを最も重要な判断基準にするらしい。
私の見てくれはどうなっているのだろうか。
中身は空っぽの私の見てくれは、それでも空洞ではないのだろうか。

「空洞は、空しいことね」

何も無い。
それこそが、全ての始まりであり、終わりである。

「でも、寂しいこととは少し違うよ」
「どこが?」
「ジョーがもう少し、大人になればわかると思う」
「私がモンブランより子供だというの?」
「ううん。僕は子供だよ。ずっとずっと、子供で居る」
「まるでピーターパンね」
「そういう症候群、僕大好き」

楽しげに笑ったモンブランは、まさしく子供のようだった。
純粋で無垢な笑顔に、私は空洞の中を一筋の冷たい風が走っていく感覚を覚える。
私は、小さく肩を落とした。

「寂しいことは、何だと思う?」

私の問いに、モンブランは寂しさなど感じたことがないという笑顔で答える。

「孤独は、慣れてしまえば寂しくない。寂しくないと思ってしまえば、人間は虚勢を張れる。僕が一番寂しいと思うのは、ジョーから捨てられたとき」
「それは、モンブランにしか当てはまらないわね」
「虚勢を張るのは、寂しくないことだけれど、空しいことだよ。大人とか子供とか関係ないぐらい、空しいこと」

モンブランが笑顔で言うものだから、私はその言葉の重みが理解できなかった。
私は、エアメールをゴミ箱に投げ捨てた。
相変らずモンブランは表情を崩さない。笑顔だ。
エアメールの入ったゴミ箱を見つめ、私は小さく呟いた。

「私は、子供かしら」
「思うのは人それぞれ。ジョーが子供でいたいなら、子供で居れば良い。僕も、好きで子供でいるんだ。子供で居るうちは、どんな我侭だって子供だからの理由で済まされる。まあ、それもこんな社会が存在するからだけどね」

モンブランの言う社会というのは、恐らく私が作り出した架空のこの空間のことだろう。
私達のような、はぐれ者しか住んでいない村のようなこの地区。
社会から切り離されたから、私達は子供で居られる。

「でも、体は永遠に子供でいることは出来ないんだよ。だから、僕はせめて心が子供であるうちに沢山遊ぼうって決めたんだ」
「私も子供で居ようかしら」
「それは、今言うには遅いかも」
「どうして?」
「いつも、ジョーは僕を振り回してる。僕は、ジョーに振り回されてる、ジョーより見れば大人な存在」
「私はモンブランより子供って事?」
「子供はね、好きなだけ我侭をいえるんだよ。相手を傷つけることも容易。気づかないから、何だって言える。去勢を張るから、遠慮を知らない。気づいたときは、時既に遅し。ジョーは、どうやって僕で遊ぶ?」

私は小さくため息をついた。

「そんな捻くれた人形は、要らないわ」

モンブランは相変らず、笑っていた。
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詳しくはこちらの前略プロフにて。
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